壮大な歴史を肌で感じる!玉陵

王族が眠る玉陵の歴史とは

玉陵は琉球王国の王族が葬られている陵墓です。琉球王国のグスク及び関連遺産群の一部として2002年に世界遺産に登録されており、2018年には建築物としては沖縄県初の国宝にも指定されています。玉陵は琉球王国の国王だった尚真王により、父である尚円王の改葬を目的に1501年に建築されました。その後は第二尚氏王統の陵墓となりましたが、親族であっても墓に入れなかった人物もいるなど、王権争いがあった痕跡をうかがわせます。破風墓と呼ばれる沖縄独特の形式で建てられており、現存する破風墓では最古のものです。太平洋戦争時には米軍の攻撃により大きな被害を受けましたが、1974年に修復工事が開始され当時の姿に復元されました。首里城より徒歩数分の距離に位置していますが、穴場的なスポットであり、静かにゆっくりと観光できます。

玉陵見どころや魅力について

玉陵に来たときに最初に訪れるのが事務所にもなっている奉円館です。奉円館では地下に玉陵に関する資料や入ることのできない内部の様子を展示しているので、最初に見学しておくと良いでしょう。玉陵は石垣で囲われており2つの石門をくぐった先にあります。玉陵は3つの石室からなっており、東室には国王と王妃の遺骨が納められており、西室にはそれ以外の近親者が納められています。豪華な装飾はありませんが、荘厳でどっしりとした石造りの建造物であり、神秘的な空気が漂っている場所です。地面はサンゴを砕いて作られた砂で整備されています。また、玉陵の石門の近くには東の御番所と呼ばれる場所もあります。琉球王国時代では国王の控え室として使われており、太平洋戦争の前には葬儀に使う道具の保管庫としても使われていたこともある建造物です。